

「筋トレが嫌い」「筋トレが死ぬほど嫌い」けど筋トレしたいどうすればいいの?
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 筋トレが嫌いな原因
- 原因別 筋トレ嫌いを克服する方法
- 研究から学ぶ 筋トレ好きと筋トレ嫌いの違い
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、筋トレ歴1年9か月です。昔は何の運動もしていませんでしたが、今では週6で筋トレができるようになりました。
まずはじめに、筋トレが嫌いなことは悪いことではありません。
「運動するより絵を描く方が好き」「人と話すより1人でいるほうが好き」「野球よりサッカーが好き」などなど、どれも1つの個性であって、善し悪しの問題ではないですよね。
しかし現実問題、「毎年悪くなっていく健康診断」「日々のストレス」「肩こりや腰痛」など、筋トレをすれば解決できる問題も多いです。
今回は、そんな筋トレが嫌いだけど筋トレをできるようになりたい人向けに、筋トレ嫌いを克服する方法についてお話していきます。
それでは早速本文を見ていきましょう。
一般的な筋トレが嫌いな理由7選

まずは筋トレが嫌いな理由をハッキリとさせておきましょう。
なぜ筋トレが嫌いかを見つめ直すことによって、その人にあった対策方法が見えてきます。
一般的に筋トレが嫌いだとされる理由はこちら。
- 痛みや不快感
- 運動習慣の欠如
- モチベーション不足
- 知識・技術不足
- すぐに結果が出ない
- 失敗の経験
- 体力不足
それぞれ見ていきましょう。
筋トレ嫌いな理由①:痛みや不快感
当たり前ですが、筋トレを行うと筋肉痛や疲労感が生じることがあります。
これらが苦手で筋トレが嫌いだと考える原因になることがあります。
筋トレ嫌いな理由②:運動習慣の欠如
運動習慣がない人、またこれまでの人生で運動をしてこなかった人は、筋トレを始める際のハードルが高いと感じることがあります。
これによって運動に対する自信がなく、筋トレが嫌いだと感じる人も多いです。
筋トレ嫌いな理由③:モチベーション不足
筋トレに対する目標や動機が不明確だと、モチベーションが維持しにくいです。
そのため「何で筋トレをしているんだろう」と考えたり、筋トレが嫌いになることがあります。
筋トレ嫌いな理由④:知識・技術不足
筋トレに関する知識や技術が不足していると、効果的なトレーニング方法がわからなかったり、そもそも何から始めていいかわからなかったりします。
わからないことに対する嫌悪感などが生じ、結果として筋トレが嫌いだと感じているケースもあります。
「何から始めればいいの?」という方向けに、筋トレ初心者は何をやればいいのか、下記の記事で紹介しています。
>>筋トレ初心者がまずやるべきこと!どんなジムがいい?注意点は?
筋トレ嫌いな理由⑤:すぐに結果が出ない
筋トレはすぐに結果が出ません。「最低3ヶ月は続けましょう」なんて言われたりもします。
そのため、毎日鏡で自分の身体を見ても、何も変わらないから嫌いだと感じてしまう人がいます。
筋トレ嫌いな理由⑥:失敗の経験
過去に筋トレを続けられなかった経験から、「筋トレ=続けられなかったもの」と捉えてしまい、筋トレが嫌いになってしまう人もいるのではないでしょうか。
この場合は、筋トレ自体が嫌いではない可能性も高いです。
筋トレ嫌いな理由⑦:体力不足
体力不足が原因で筋トレが嫌いだと感じる人も少なくありません。
普段使われていない筋肉が酷使されることで、筋肉痛や疲労感が強く出てしまうことがあります。
以上が、筋トレが嫌いだと考えられる原因の7つです。
続いて、原因別の筋トレ嫌いを克服する方法を見ていきましょう。
原因別!筋トレ嫌いを克服する方法

先ほど紹介した筋トレが嫌いな原因別に、筋トレ嫌いを克服する方法を紹介します。
痛みや不快感、運動習慣緒欠如、体力不足が原因の場合
これらが原因の場合、筋トレを始める際は、まずは軽い運動から始めて徐々に負荷を上げていくことが大切です。
最初から激しく追い込んでトレーニングしても、続けられなければ意味がないので、まずは続けられる範囲で筋トレしていきましょう。
モチベーション不足、すぐに結果が出ない、失敗の経験が原因の場合
まずは具体的な目標を決めて、とりあえず筋トレを始めてみましょう。
短期的な目標と、長期的な目標の両方を設定することで、達成感を感じやすく、モチベーションを高めることができます。
また、目標までの進捗を記録するのも効果的です。
目標を達成したときの、自分へのご褒美を用意することもオススメです。
知識・技術不足が原因の場合
知識や技術不足が原因で筋トレが嫌いな場合は、好きな筋トレYouTuberを見つけることがオススメです。
さまざまな方がいるので、自分にあった筋トレYouTuberを見つけると、知識も身につきつつ紹介されているトレーニングをやってみたくなります。
以上が、筋トレ嫌いを克服する方法です。
筋トレが嫌いな人、筋トレが好きな人の違いとは?

筋トレが嫌いな原因や克服方法を紹介してきましたが、そもそも筋トレが嫌いな人と筋トレが好きな人の違いは何なのでしょうか。
実際の研究を基に、解説していきます。
主な違いはこちら。
- モチベーションの違い
- 運動経験と習熟度の違い
- ストレス耐性とコーピング能力の違い
それぞれ解説します。
モチベーションの違い
筋トレが好きな人は、自己肯定感や内発的動機づけが高い傾向があります(Deci & Ryan, 2000)[1]。
これらの要因が、筋トレの継続や達成感を感じやすくし、筋トレが好きになる要因となっています。
一方で、筋トレが嫌いな人は、外発的動機づけが高く、内発的動機づけが低いことが要因とされています(Deci & Ryan, 2000)[1]。
外発的動機づけと内発的動機づけって?
- 外発的動機づけ:「報酬を得るため」「罰を回避するため」など、外部からの働きかけによる欲求に起因するもの
- 内発的動機付け:興味や好奇心、やりがいなど自分自身の内部からの欲求に起因するもの
個人的な見解を交えて、かなり簡単にいうと、筋トレが好きな人は、明るい性格で興味や好奇心で行動する傾向。
筋トレが嫌いな人は、人にどう思われるかを気にする傾向があるということです。
運動経験と習熟度の違い
筋トレが好きな人は、運動経験が豊富で、筋トレに習熟していることが多いです(Ericsson, Krampe, & Tesch-Römer, 1993)[2]。
習熟度が高いことで筋トレの効果を実感しやすく、楽しみながら取り組めます。
一方で筋トレが嫌いな人は、運動経験が少なく、習熟度が低いことが原因となっていることがあります。
運動経験が少ないと、基礎体力が低いことも原因かもしれませんね。

ストレス耐性とコーピング能力の違い
筋トレが好きな人は、ストレス耐性が高く、運動をストレス緩和策として活用していることが報告されています(Salmon, 2001)[3]。
また、コーピング能力が高いため、筋トレの負荷に対処できることが、筋トレが好きな人の特徴です。
一方、筋トレが嫌いな人は、ストレス耐性が低く、筋トレに対するコーピング能力が低いことが要因とされています。

コーピング能力は、ストレスに対応する技術のことです。
以上が、筋トレが好きな人と筋トレが嫌いな人の違いの3つです。
参考文献:
- [1] Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The "what" and "why" of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological Inquiry, 11(4), 227-268.
- [2] Ericsson, K. A., Krampe, R. T., & Tesch-Römer, C. (1993). The role of deliberate practice in the acquisition of expert performance. Psychological Review, 100(3), 363-406.
- [3] Salmon, P. (2001). Effects of physical exercise on anxiety, depression, and sensitivity to stress: a unifying theory. Clinical Psychology Review, 21(1), 33-61.
まとめ:自分にあったアプローチで筋トレ嫌いを克服しよう!

本記事では、筋トレ嫌いの原因、筋トレ嫌いを克服する方法、そして筋トレ好きと筋トレ嫌いの違いについて解説しました。
筋トレを嫌いな原因は大きく分けると体力面、メンタル面、知識面の3つがあります。
それぞれに克服方法があり、まずは軽い運動から始めてみる、目標を立てる、好きな筋トレYouTuberを見つけるなどが効果的です。
この記事を参考に、筋トレ嫌いを克服できる人が1人でも増えることを願っています。
健康的で楽しい筋トレライフを一緒に送りましょう!
今回は以上です。