

HHKBを買おうか悩んでいるけど、日本語版と英字版のどちらにしよう...
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 「HHKB Professional Hybrid Type-S(英字版)」を選んだワケ
- 実際にHHKB(英字版)を使って困った&後悔したこと
- HHKB(英字版)を選んでよかったこと
- HHKBのペアリングと有線接続ができなくて困った話
- HHKB(英字版)に関するQ&A
本記事の信頼性
英字版のHHKBを購入して1年使っています。
僕はキーボード単体で購入したのはHHKBが初めての、キーボード初心者です。
今回はそんな僕がHHKBの英字版を1年間使った感想を紹介していきます。
結論からいうと、文章を入力するには最強だと感じています。
しかし、仕事で使うには色々と不便な点もあったので、そこら辺も含めてお話していきたいと思います。
それではさっそく本文を見ていきましょう。
「HHKB Professional Hybrid Type-S(英字版)」を選んだワケ

まずはなぜキーボード初心者の僕がHHKBの英字版を購入したのかをお話します。
キーボードを探し始めたキッカケは、使用していた会社PCのキーボードが壊れたからですが、
HHKB(英字版)に決めた主な理由はこちら。
- どうせ買うなら一生ものがいい
- 打感が最高
- 英字版ってなんかカッコイイ
それぞれ解説します。
どうせ買うなら一生ものがいい
仕事でもプライベートでも使うキーボード、せっかく買うなら適当なものを買うのではなく、高いけど良いものを長く使いたいということで高級なキーボードを探していました。
僕が購入したとき、HHKBの値段は36,850円。良いものという条件には申し分がありません。
またHHKBの耐久性について、1つのキーが3,000万回の耐久性があり、日々原稿を執筆している方も10年以上使っているという紹介が公式サイトで行われていました。
>>HHKB公式サイト:【疑問9】高級品なので長く使いたいけど寿命はどのくらいなの?
僕の会社支給のノートパソコンのキーボードは3年でAボタンが剝がれ落ちたので、毎日原稿を書いていて10年使えているというのは驚異的です。
「高いけど良いものを長く使いたい」という条件にピッタリでした

打感が最高
どれだけ質がよくて長く使えるといっても、触ったこともないキーボードに約4万円はかなり抵抗がありました。
しかし運がいいことに、身近な友人がHHKBを実際に使っていたので、HHKBを少し触らせてもらうことができました。
その時、今まで普通のキーボードしか使ってこなかった僕は衝撃を受けました。
まず指を置いた感覚から違いますし、キーを押す感覚もそれまで体験したことのないものでした。
これでHHKBを買うことを決定しました。
東京・大阪・名古屋・福岡・石川にはHHKBを試打できる施設があるそうです。
英字版ってなんかカッコイイ
HHKBを買うことを決めたはいいものの、問題は日本語版か英字版かということです。
A~Zのアルファベットの配置は同じなのですが、その他のキーの位置や有無が少し違います。
「半角/全角」「無変換」「変換」「カタカタひらがなローマ字」のキーが英字版にはありません。

キーが少ない分、英字版は少しスタイリッシュな見た目をしています。
プログラミングをするなら英字版のがよいという助言と、英字版ってなんかカッコイイな~という気持ちで英字版を買うことに決定しました。
以上が、「HHKB Professional Hybrid Type-S(英字版)」を選んだワケです。
続いて、HHKB Professional Hybrid Type-S(英字版)を買って実際どうだったのかお話していきます。
実際にHHKB(英字版)を使って困った&後悔したこと

ほぼ衝動買いといったレベルでHHKB(英字版)を買ったはいいものの、いろいろと困ったこともありました。
主な問題はこちら。
- HHKBは電池の持ちが悪すぎる
- 日本語入力モードへの切替がわからなかった
- やっぱり無変換ボタンが欲しい
- 管理者権限がないと本体の言語を切り替えられない
もう少し詳しくお話します。
HHKBは電池の持ちが悪すぎる
HHKBはUSBケーブルで接続してPCから電力を供給する方法と、HHKB本体に乾電池をはめ込んで使う方法の2通りの使い方があります。
Bluetoothモードなら複数PCとの同時接続&切り替えもできますし、USBケーブルで接続すると机の上の配線が増えるので、最初は乾電池をはめて使っていました。
しかし、新品の乾電池をはめて2ヶ月も経たないうちに電池がなくなりました。
乾電池は大手国産メーカーのものを使っていたので、電池が悪かったというわけではないと思います。
なので、もしケーブルなしでHHKBを使いたい場合は、充電できる電池を使用することをオススメします。
今どきなぜ乾電池なんだと思う方もいるかもしれませんが、リチウム電池の充電式を採用すると、HHKB本体の寿命ができてしまうからだそうです。
スマホなども大体2年くらいで電池の持ちが悪くなりますよね

日本語入力モードへの切替がわからなかった
結論から書きます、日本語入力モードはCtrl + Spaceです。
英字版には半角/全角ボタンがありません。

今ではわかっていますが、使い始めた当時は調べてもなかなかこの結論にたどり着けず苦労しました。
また、同時押しでのモード変換なので、たまに同時入力判定が上手くいかないときに言語が変えられず面倒だと感じることもあります。
やっぱり無変換ボタンが欲しい
キーボード初心者の僕にとっては、どうしても無変換ボタンが欲しいときがあります。
「あいうえお→アイウエオ」こんな時です

英字版には無変換ボタンがありません。
HHKBはキーマップ変更機能で、自分の好きなキーの配置に変更することができますが、英字版のHHKBに無変換ボタンを追加することはできません。
半角/全角での言語切り替えは「Ctrl + Space」で代用できますが、無変換だけはどうにもなりません。
※もし方法があれば教えてください。
管理者権限がないと本体の言語を切り替えられない
この記事を書いているPCもそうですが、仕事でも使用したくてHHKBを購入しました。
英字版を購入したので、本体のキーボード設定も英語にする必要があります。
そうしなければキーボードで入力したキーと実際に入力されるものが異なったり、使用するのに不都合があります。
しかし、本体のキーボード言語設定を変えるには管理者権限が必要です。
会社によっては、セキュリティの都合上で管理者権限与えられていなかったり、管理者権限を得るためには面倒な申請を上げたりする必要があります。
僕の会社もそうでした、、
そのため会社PCでは結局HHKBが使用できていません。
また、自分のPCでキーボードの言語設定ができても、作業で使用する客先のPCやサーバなどでキーボードの言語設定が変えられない場合もあります。
なので、HHKBの英字版の購入を検討している方は、買う前に自分がHHKBを使用したい環境でキーボードの言語設定が変更できるか確認してみましょう。
キーボードの言語設定は、下記の記事の「キーボードのレイアウトの設定/変更」という箇所をご覧ください。
>>Windows 10 キーボードの設定「英語、日本語、その他の言語のキーボードの追加」

申し訳ないですが、Macは使ったことないのでわかりません。
HHKB(英字版)を選んでよかったこと

先ほど話したようにHHKB(英字版)を購入して困ったことは色々とありましたが、良いこともありました。
- やっぱり打感が最高
- 良いものを使ってる感
- 文字を打ってて疲れにくい
- コンパクトで持ち運びがしやすい
1つずつ見ていきましょう。
やっぱり打感が最高
打感に惚れ込んで購入したHHKBでしたが、手元にきてもやはり打感が最高です。
文字を打ってて楽しいと感じるレベルです。
HHKBの打感に慣れると、他のキーボードが使えなくなります(使いたくなくなります)。
良いものを使ってる感
これに関しては気持ちの問題でしかないのですが、良いものを使っているという感覚。
さらにお金をかけなくてもいい部分に、敢えてお金をかけている感がたまらないです。
ちょっといい寝具を買った感覚と似ているかもしれません。
文字を打ってて疲れにくい
打感が最高なのもそうですが、キーが軽いからか文字を入力していて疲れにくい感覚があります。
毎日たくさんキーボードで文字入力するという方には是非使ってみてほしいです。
コンパクトで持ち運びがしやすい
HHKBはサイズがコンパクトで持ち運びもしやすいです。
無駄なキーを極限まで削っていて、余白も少ないのでかなり小さくなっています。
公式サイトではA4ハーフサイズ強という表現がされています。

バッグにも入れやすいサイズなので助かってます。
以上が、HHKBを購入してよかったことです。
HHKBのペアリングと有線接続ができなくて困った話

これは僕がポンコツだったので困った話なので、先ほどの困った話シリーズとは少し分けて紹介します。
HHKBを買った時に、優先接続とBluetoothのペアリングに苦戦しました。

同じようなことで困っている方は参考にしてみてください。
HHKBの優先接続ができなかった話
HHKBはUSB-Type CケーブルでPCと接続します。
キーマップ変更機能を使用するため、持っていたType Cのケーブルを繋げたのですが、まったく反応しません。
他のケーブルに変えてみても、どうにもなりませんでした。
そこで調べてみると、持っていたType Cのケーブルが全て充電のみの機能で、データ伝送をできるタイプではありませんでした。
なので新しくUSB Type Cのケーブルを購入すると、問題なくPCとの接続ができました。
HHKBでBluetoothのペアリングができなかった話
HHKBは同時に4台のPCと接続することができます。
試しに持っているPCすべてと接続を試みたところ、1台のPCとどうしてもBluetooth接続できませんでした。
原因はPCが古くて、Bluetooth接続端子がついていないという何とも間抜けな結末でした。
よく考えてみると、当たり前に使っているBluetoothも、普及したのはここ10年くらいのテクノロジーですよね。

同じ悩みでお困りの方がいたら、一度PC本体の方を疑ってみてください
HHKBを使って1年経ったけど使いこなせてない機能

続いては、「HHKBを使って1年経ったけど、全然使えてません」という機能を紹介します。
- キーマップ変更機能
- Fnボタン
それぞれ解説します。
キーマップ変更機能
先ほどから何回か触れていますが、HHKBはキーの配置を自由に変えられるキーマップ変更機能というものがあります。
しかし、買ってすぐに「オススメのキーマップ」をネットを見て真似して以降触っていません。
そもそも今まで、「このキーがここにあったらな~」なんて思ったことがなかったので、HHKBを買っても変わりません。
キーボード上級者の方は、自分の好みにカスタマイズするのかもしれませんが、僕と同じようにキーの配置に違和感を持ったことがない人には不要な機能である確率が高いです。
Fnボタン
これもキーマップ変更機能の延長ですが、HHKBではFnボタンを押しているときのキーをカスタマイズできます。
普段Fnキーを使うのは、F1~F12キーを使うときくらいですが(僕だけかもしれませんが)、HHKBではFn + a で「1」を入力するなど、任意のキーを割り当てることができます。

標準のキーだけで事足りているので、上手く使いこなせていません。。
HHKB(英字版)に関するQ&A

ここまでHHKBを買ってどうだったかという体験談をお話してきました。
キーボード初心者がHHKB(英字版)を買うとどんな感じになるか何となく想像できたのではないでしょうか。
そこで最後に、これからHHKBを買うことを検討している人向けにQ&Aを回答していきます。
僕が買う前に気になったことが中心です。

HHKBはパームレスト不要?
パームレストとは、キーボードの前に設置して、手首の疲労を軽減してくれるアイテムです。
HHKBにパームレストは不要か?
結論からいうと、人それぞれです。
なぜなら人によって手首の太さや楽だと感じる角度が違うからです。
たしかにHHKBは少し高さがあるのですが、僕にはパームレストは不要でした。
HHKBと一緒に購入しましたが、今では全く使っていません。
僕が買ったのはこんなやつです。

もし買うなら、汚れにくい布じゃないやつが良いと思います。
木のタイプにすればよかったと後悔しています、、

HHKBのカバーはいる?
HHKBには持ち運び用の専用カバーがあります。
これは「あると助かる」です。
パームレストは全く使っていませんが、カバーはHHKBを外に持っていくときに使っています。
HHKB高いものなので、長く大切に使いたいので、カバーは気に入っています。
HHKB Type-Sはうるさい?
HHKB Type-S(僕が持っているタイプ)はうるさくないです。
Type-SのSは、「Speed」と「Silent」のSなだけあって、静音性にも優れています。
全く音がしないということはありませんが、使ってて音に困ったことはありません。
HHKBに慣れるまでどれくらいかかった?
だいたいHHKBに慣れるまで2週間くらいしました。
僕は英字版を買ってしまったこともあり、アルファベット以外の記号の位置を覚え直すのに時間がかかってしまいました。
日本語版を買っていれば、もう少し慣れるのに時間はかからなかったかもしれません。
以上が、HHKBに関するQ&Aでした。
まとめ:HHKBを買ったのは良かったが、英字版にしたのは少し後悔しています。

本記事では、HHKBの英字版を買った体験談をお話してきました。
HHKB自体は買ってよかったのですが、英字版にしたのは少し後悔しています。
もし時を戻せるなら、日本語版にするかもしれません。
使いこなせてない機能もまだありますが、これからも長く大切にHHKBを使っていく予定です。
キーボードを探している方は、ぜひHHKBも候補に入れてみてください。
購入する前に、試打できる施設に足を運ぶことをオススメします。
今回は以上です。